【徹底解説】おいしいカフェインレスコーヒーの選び方&見分け方【抽出法編】

コーヒー
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こんにちは、コケシです。田舎に引っ込んで、生活再編集を始めた元ブックエディターです。

世界的な健康志向の高まりで、数年前から欧米でアンチカフェインブームが到来してますね。脱コーヒー、脱カフェインが進んでいるとか。

コーヒーもデカフェ、いわゆるカフェインレスコーヒーが注目されています。

欧米で広まっている。といっても、まだまだ一部の話でしょう。でも、「始めてみよっかな」と思ってしまいました。

  • そもそもデカフェって?
  • おいしいデカフェの探し方

以上を記事にまとめてみました。

結論から言うと、僕は、マウンテンウォーター式のデカフェを飲んでます。通常のコーヒーには負けますが、おいしーんです。

「マウンテンウォーター?」って思った人はぜひ読んでみて下さい。

デカフェとは?

英語表記でdecafです。英単語にdeとか付くと、否定の意味合いなんですが、今回打ち消すのはカフェイン(caffeine)です。

de (消す)+caffeine(カフェイン)=decaffeinated(デカフェインド。略してデカフェ)

ということで、デカフェとは、カフェインがない、もしくは極めて少ない状態です。

コーヒー界隈でデカフェといえば、ノンカフェインのコーヒーです。(デカフェは、カフェインレスの紅茶とか、緑茶などを指しても使います)

ヨーロッパでは、カフェイン含量が0.1%以下のもののみがデカフェと呼称できます。

一方、日本では明確な基準は設けられていません。90%カットでデカフェと呼称してる場合もあります。

また、需要の関係か、国内ではほぼ製造されていません。輸入100%に限りなく近い状態です。

おいしいデカフェと、おいしくないデカフェがある

2つのデカフェ

デカフェは、コーヒー以上に美味しいデカフェを選ぶのが難しいです。

知り合いのコーヒー店の話です。

かつてデカフェを扱っていたことがあった。でも、お客さんに不評。曰く「何のためにコーヒーを飲んでいるか分からない」という声が挙がった。

確かに、それくらいおいしくないデカフェが存在します。

でも、それは、普通のコーヒーしかり。豆の産地や焙煎方法などによって、美味しいコーヒーとそうでないコーヒーがあるのと一緒。

個人の好みによっても、「美味しい」の判断は分かれますしね。

また、デカフェはコーヒーの美味しさを求めて買う物ではない、のかなと思います。あくまで、カフェインを摂らずにコーヒーを飲みたい時の緊急用。そう考えて飲むのが良いと思います。

というわけで、デカフェにも、美味しいデカフェと美味しくないデカフェがあります。

では、美味しいデカフェはどう見つけるのか?

デカフェの味の決め手とは?

コーヒーが主流の世の中です。デカフェの種類はあまり多くありません。必然的に選択肢も絞られます。

僕なりの美味しいデカフェの探し方をこうです。

産地×カフェイン除去法

これだけです。産地は、普通のコーヒーと同じで、風味の決め手。カフェイン除去法は、その手法によって、風味がどれくらいコーヒー豆の中に残っているかの判断基準になります。まとめると、

  • 産地=風味の特徴を決める
  • 除去法=風味の良さを決める

おいしいデカフェは、「産地で自分好みの味を特定して、一番美味しい除去方を選びましょう」という感じです。

5つのカフェイン除去法

コーヒーのカフェイン除去法は、主に5つです。

① 特殊な物質を使う方法(有機溶媒抽出) ②水を使う方法1(水抽出) ③水を使う方法2(ウォータープロセス法) ④空気を使う方法1(超臨界二酸化炭素抽出) ⑤空気と水を使う方法2(液体二酸化炭素抽出法)

それぞれ、簡単に説明していきましょう。

①特殊な物質を使う方法(有機溶媒抽出)

1906年にドイツで開発され世界最初の脱カフェイン法です。抽出法は次の通りです。

  1. 生豆を有機溶媒という特殊な物質に漬ける
  2. 有機溶媒にさらされた生豆からカフェインが溶け出す

ただし、日本国内ではこのデカフェは入手できません。有機溶媒を直接コーヒー生豆に接触させるため、安全面での問題があるからです。

溶媒の残存や発がん性などが指摘されており、日本では販売が禁止されています。

②水を使う方法1(水抽出)

1941年にスイスで開発された抽出法です。水を使用するので安全ですが、風味や味が落ちるという弱点があります。

抽出法は次の通りです。

  1. 水に生豆を漬ける
  2. 生豆からカフェインを含めた成分が水に溶け出るや

カフェインが溶け出す際に、アミノ酸、少糖類、クロロゲン酸類など、コーヒーの風味形成の元となる成分も溶け出します。おいしくないデカフェになる可能性が高いです。

豆に直接有機媒体を使用しないので、①の有機媒体を用いる方法よりは安心です。

③水を使う方法2(ウォータープロセス法)

②の派生版です。カフェインと一緒に水に抜け出た風味成分を救済する方法です。主に2つの方法があります。

  • スイスウォータープロセス法
  • マウンテンウォータープロセス法

スイスウォータープロセス法。

  1. コーヒー生豆を水に漬ける
  2. 成分が水に溶け出す
  3. 抽出した水からカフェインを取り除く(ここまでは)
  4. 水に残った成分を再び生豆に戻す

マウンテンウォータープロセス法。スイスウォータープロセス法と同様です。

違いは、使う水。メキシコ最高峰の山「ピコ・デ・オリザバ」(標高5636メートル)の天然水を使って生豆から成分を取り除きます。たいてい、メキシコのDESCAMEX社に処理を委託する場合が多いそうです。

④空気を使う方法(超臨界二酸化炭素抽出)

1974年に開発された方法です。

  1. 二酸化炭素とコーヒー豆のみの状態を作る
  2. 二酸化炭素を液体から気体へ変わる、液体と気体の両方を備えた状態にする(超臨界流体というそうです)
  3. カフェインのみを二酸化炭素中に抽出

二酸化炭素を使うので、安全安心。一方、科学的な技術が必要なためコストが高いのが難点ですが、普通に市販されてます。

⑤空気と水を使う方法2(液体二酸化炭素抽出法)

④の進化版です。二酸化炭素を液体の状態にして、カフェインを抽出します。④の方法に比べて、低圧力、低温で可能なので、コーヒー豆へのダメージが少なくなります。当然、デカフェもおいしくなります。

その他のカフェイン除去法

他にも、さまざまなカフェイン除去法がありますが、ほとんどは研究段階です。

たとえば、カフェインのないコーヒー豆を作る方法です。コーヒーの実のなる「コーヒーノキ」自体を品種改良する方法です。まだ実用化には至っていません。

また、遺伝子組み換えとかも研究されてるようです。遺伝子組み換えまでいくと、食の安全性が心配ですけどね・・・。

どの抽出法がおいしい?

単純に味の観点で、製法の良し悪しで比較すると、

⑤>④>③>②>①

の順です。⑤液体二酸化炭素抽出法が一番優れています。ただし高い。 下記に、比較表を作ってみたので、参考にしてみて下さい。

抽出法価格入手性
有機溶媒抽出×?
水抽出
ウォータープロセス法
超臨界二酸化炭素抽出法
液体二酸化炭素抽出法

※ネットでも買えますが、近場のお店で買う事を想定。

日常使いしやすいのは、ウォータープロセス法

お気に入りのデカフェを見つけよう

私が最近よく飲んでいるのは、マウンテンウォータープロセス法のデカフェ豆です。近所に取扱店があり、よく買っています。100g500円です。

僕の場合、デカフェ豆の減りは遅いです。飲むシチュエーションが「寝る前」に限られるますからね。送料まで考慮すると、ネット購入するよりは、近場で買って済まそうという感じです。

飲んだ感想を一言で言うと、パンチにかけます。僕はよく、100g400円くらいのコロンビアベースのブレンドを飲みます。それと比較して、風味はそこそこ。でも、コクがもの足りません。

とはいえ、翌朝にはおいしいコーヒーが待っています。寝際の一杯としては、これくらいが最適です。

でも、最近は、超臨界二酸化炭素抽出とか、そっちに心が揺れてはいます。ネットでも手に入りますし、UCCが作った超臨界二酸化炭素抽出のデカフェが普通にスーパーに売ってます。でも、こちらはドリップパックのみ。今飲んでいるデカフェ豆を飲みきったら飲んでみようと思いますが、どんなものでしょうかね。

やっぱり、おいしいの、飲みたいですよね。

僕のおすすめのデカフェ豆は別記事でまとめています。

  • デカフェ始めてみようかな
  • 美味しいデカフェって本当にあるの?

そんな人は、ぜひ覗いてみて下さい。送料込みで1000~2000円くらいから初められて、お手頃です。

【2021年3月最新比較】カフェインレスコーヒーおすすめ5選【デカフェ豆編】
「近所にデカフェを扱うお店がない」「あっても、取扱種類が少ない」「おいしいデカフェのあるお店が身近にない」そんなときのために、ネットやスーパーなどで入手しやすいおすすめデカフェの紹介。

失敗しても、いい経験。でも、新しい出会いがきっと待ってるはずですよ。

そんなところで、今日はおしまい!

じゃあねー。

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